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日本硝子計量器工業協同組合

 

組合設立の経緯  

 明治、大正、昭和初期にかけて活躍したガラス製温度計、浮ひょう製造業の人々は一部は親方から独立して私企業を起こし、経営を続ける中で製造免許という度量衡法の事業規制により、製造設備、資本金などの必要条件を充たすために、関連有力企業を中心として集約グループ化が行われました。そしてこの製造免許の期限切れを契機に、グループ内の有志各社は単独に製造免許を取得し、正式に製造事業者として発足致しました。

 その後温度計連合(株)や日本温度計硝子工業(株)など業界統合の動きがありましたが、第二次世界大戦の戦況悪化に伴い、戦禍を避けるための工場疎開などにより相互離散を余儀なくされました。

 終戦後、焼け跡からの苦難な復興の混乱期に、進駐軍の指導もあって業界統合が再認識され、昭和22年2月京都市天竜寺で全国温度計業者大会を開催、日本温度計懇話会が設立され、会長に三田村美律、関東支部長に佐藤幸作、関西支部長に吉川豊蔵、書記長に石本義二郎の各氏が就任されました。

 昭和24年7月1日「中小企業等協同組合法」の施行に対応して、関東支部長の佐藤幸作氏を中心に、発起人の山崎久彦、阿部一二、横山鶴松、外山誠次の各氏と書記長の石本義二郎氏とが連日協議を重ねて協同組合法に基づく同業組合設立の準備を進めました。 昭和26年(1951)4月15日、熱海市富士屋ホテルにおいて創立総会を開催、組合員全員(当時13名) の参加のもと、選挙により初代理事長に発起人代表の佐藤幸作、常務理事に山崎久彦、阿部一二、理事に駒村安吉、横山鶴松、監事に山崎毅、外山誠次、参事に石本義二郎の各氏を選出して東日本計量器工業協同組合が設立されました。登記は昭和26年7月2日に完了致しました。

 当組合は次の四項目を悲願として設立されたのです。


(1) 相互扶助の精神を基調とする団体の力による共同事業の実施

(2) 弱小企業といわれる組合員の自主的経営と経済活動の促進

(3) 天下の公器を製作するという自負心による良品製作の推進

(4) 専門化、高級化と市場開拓による適正価格の維持


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